寒さ対策

ご来光の時間の山頂の平均気温は約5度。日によっては0度近くまで気温が下がります。さらに強風の日・雨の日には体感気温はかなり低く感じます。特に登山途中、九合目と山頂の間あたりで疲労してしまい歩けなくなってしまった時がつらいのです。山小屋で休憩するわけにもいかず、風をさけようと岩陰でぶるぶる震えながらうずくまっている人を多くみかけます。

継続的に運動を続ければ身体が暖まるため、薄着でもその間は寒さを感じません。しかし、頻繁に休憩をしないと登れない場合は、登山中の汗が休憩中に冷やされ猛烈に寒く感じます(※ダイバーシティ富士登山では高山病対策のため、スローペース、また休憩も多く必要になります)。

また、高山病の症状として悪寒を感じる場合もあり、「自分は健脚だ。どんどん登っていける」と思っても、一回高山病を発病すると、どうにもならないところが富士登山の怖いところです。)

山頂に登ってしまえば、山小屋があるので、そこに入れば寒さはしのげます。しかし、頂上の山小屋はオールナイトで営業しているわけではありません。開店は河口湖口側の山小屋が午前三時半頃、富士宮口側の頂上富士館は午前五時です。